2023-10-05
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ビズリーチ活用のプロが教える企業側ビズリーチ使い方「即戦力採用」完全ガイド

ビズリーチはテレビCMでもお馴染みのハイクラス転職プラットフォームで、日本最大級のデータベースを誇り、企業が自ら優秀な人材に直接アプローチできるサービスです。本記事では、ビズリーチの仕組み・特徴から料金体系、具体的な運用ステップ、成功のポイント、注意すべき落とし穴までを網羅的に紹介します。

【目次】

ビズリーチの仕組み・特徴

ビズリーチ(BizReach)は企業が求職者データベースに直接アクセスし、スカウトメールを送る「ダイレクトリクルーティング型」の採用サービスです

従来のdodaやリクナビNEXTのような求人広告型サイトが「求人掲載→応募を待つ」という受け身の手法であるのに対し、ビズリーチは企業側から積極的にアプローチ(攻めの採用)ができる点が大きな特徴です。

▼求職者側の特徴

  • 有料会員制を採用しており、転職意欲の高い求職者が多い。2024年7月時点で約258万人ものプロフェッショナル人材が登録しており、日本最大級の人材データベースとなっています。
  • 年齢層は30代以上が約65%を占め、年収1,000万円以上のハイクラス人材も多く、年収や市場価値を高めたい意欲的な層が目立つ点も特徴。

▼企業側

  • 2024年7月時点で累計31,700社以上の企業が利用
  • 業界もIT・コンサル・メーカーからベンチャーまで多岐にわたる
  • 導入企業の約半数は社員数100名以下の中小企業である
  • 名度や規模に関係なく、即戦力採用を目指す多くの企業がビズリーチを活用

ビズリーチ採用の料金体系と費用感

ビズリーチの料金は「基本利用料+成功報酬」で構成されています。他の求人サービスと比べるとやや高額な設定ですが、成功時にだけ報酬が発生する成果報酬型のため無駄なコストを抑えつつハイクラス人材にリーチできるモデルです。

機能・サービス 無料お試しプラン 有料プラン(スタンダード・プレミアム)
基本利用料 無料 85万円〜
利用期間 一時的・お試し期間のみ 6ヶ月間など契約期間に応じる
スカウト送信 不可(検索のみ) プランにより400通など上限あり
プラチナスカウト機能 利用不可 利用可能(各プランのスカウト通数を消費)
人材データベース検索 一部利用可能(お試し検索) 完全利用可能(職種100種類以上×業種50種類以上)
求人掲載数 制限あり/掲載不可 無制限
成功報酬 発生なし 採用者の理論年収の15%(最低70万円)
専任コンサルタント 付かない 付く(採用活動のサポート提供)
採用支援ツール 限定的/利用不可 充実(採用管理機能など)

  • 基本利用料(会員費)

基本利用料を支払うことで、データベース検索やスカウト送信などビズリーチの基本機能を一定範囲内で利用できます

  • 成功報酬

ビズリーチ経由で採用が成功した場合に発生します。
採用した人材の理論年収の15%が成功報酬として請求されるのが通常ですが、15%が70万円未満の場合は最低70万円が発生する仕組みです。
例えば年収800万円の人材を採用した場合、800万円×15%=120万円が成功報酬となります。
この成功報酬は人材紹介会社(一般に年収の30〜35%が相場)に比べると半額程度で済みますが、基本利用料が別途かかる点に注意が必要です。

  • 1通あたりのスカウトメールのコスト感

業側から送信できる「プラチナスカウト」には上限数があります。
先述の6か月・85万円で400通プランの場合、単純計算で1通あたり約2,125円のコストになります。決して安くはありませんが、一人の採用までに必要なスカウト送信数は平均100通程度とも言われています。
つまり100通送信⇒返信10名(返信率10%程度)⇒面接実施2名⇒内定承諾1名というイメージです。
返信率や選考通過率によっては、結果的に人材紹介会社並み、あるいはそれ以上のコストになる可能性もあります。

ビズリーチに搭載されている主な機能

ビズリーチには企業向けに提供されている主な機能として下記があります

  • プラチナスカウト

現在ビズリーチで企業が送信できるスカウトはすべてプラチナスカウトとなっており、無料会員の求職者でも内容を閲覧・返信できるようになっています。
プラチナスカウトは求職者にとって返信しやすく、企業にとっても貴重な送信枠です。

  • 求人作成・管理

自社の求人票(募集要項)を作成し、ビズリーチ上に掲載できます。求人経由で応募してきた候補者の管理も可能です。
また、BizReachが提供する採用管理システム「HRMOS採用」と連携し、応募者情報や選考状況を一元管理することもできます 。

  • 人材データベース検索

ビズリーチの最大の武器である人材データベースに対し、詳細条件で検索をかけられます。職種・業種・勤務地・年収レンジ・経験キーワードなどをAND検索で細かく指定可能なため、自社の求める人材像にマッチする候補者を効率よく絞り込むことができます。
検索結果には各候補者のプロフィール要約とともに、後述する**「新着」「更新」「HOT」「プレミアム」**といったアイコンが表示され、転職意欲の高さも一目で把握することができます

  • レポート機能

ビズリーチ上で実施したスカウト送信の開封率・返信率などのデータが蓄積され、企業管理画面でレポート閲覧できます

ビズリーチの上手な利用方法【実践ステップ】

ビズリーチを使って即戦力人材を採用するまでの実践ステップとポイントを解説します。求人票の準備からスカウト送信、候補者フォロー、効果検証まで、一連の流れに沿ってノウハウを紹介します。

▼求人票作成時

  • 仕事内容・求めるスキルを明確に

「何をする仕事か」「どんなミッションがあるのか」が曖昧だと候補者も興味を持ちにくくなります。技術スタックやプロジェクト事例なども具体的に示しましょう。

  • 会社やポジションの魅力を打ち出す

現職より魅力を感じられるポイント(例:急成長中の市場で挑戦できる、裁量権が大きいポジション、新規事業の立ち上げを任せる、年収アップの可能性など)を盛り込みます。「この会社だから得られる価値」が伝わるようにしましょう。面接の質向上と評価基準の統一

  • 待遇・条件も可能な範囲で提示

年収レンジや勤務地、勤務形態(リモート可否)など、判断材料となる情報は可能な範囲で公開します。
ビズリーチの求職者は高年収帯が多いため、年収レンジは他媒体より高めに設定した方がマッチングしやすい傾向があります。

ターゲットリストの作成とスカウト文面テンプレート準備

  • ターゲット人材の洗い出し

採用したい人物像を明確にします(職務経験、スキルセット、年齢層、業界経験など)。ビズリーチの検索機能で条件に合致する候補者を探し、該当者をリストアップしましょう

  • 返信率が高い」候補者を優先

検索結果では各候補者の転職活動状況が下記のようなタグが表示されます。タグによって返信率が異なったりもしますので有効活用してみましょう。

タグ 定義 返信率(例)
更新タグ 最近レジュメ更新した人材 7〜8%程度上がる
HOTタグ スカウト返信が見込めるとシステムに判断された
人材
9倍程度上がる
新着タグ 登録したばかりの新人材 10%程度上がる

  • スカウトメール文面のテンプレート作成

ポイントは「候補者ごとにカスタマイズできる余地を残したひな形」を作ることです。定型部分(会社紹介や募集概要)と、相手毎に変える部分(経歴で惹かれた点など)を分けておくと運用しやすくなります。
複数ポジションを同時採用する場合はポジションごとにテンプレートを用意しましょう。

スカウト送信~再アプローチのタイミングとコツ

  • 送信のタイミング

ビズリーチには「本日のスカウト会員」(毎日一定数の新規・更新者リスト)機能もあり、新着候補者にはできるだけ早くアプローチするほど効果的です。理想は候補者が登録・更新した当日~翌日中にスカウトを送れると良いです。

  • 未返信者へのフォロー

最初のスカウト送信後、一定期間返信がない場合の再アプローチも検討しましょう。
ビズリーチ上で同一候補者に繰り返しスカウト送信する場合、以前送った内容との差別化が重要です。
初回送信から1〜2週間ほど経っても未開封・未返信なら、件名や本文冒頭を変えてリマインドを送ることで目に留まる可能性があります。

ビズリーチ採用成功のためのポイント

返信率を上げるスカウト文面の工夫

  • 件名で目を引く
    • 例:「【CTO候補募集】〇〇株式会社からお話させてください」のように、ポジション名や貴社名を明記
  • 冒頭で候補者への関心を示す
    • 相手の経歴に触れた一文を入れ、「あなたの〇〇のご経験に大変魅力を感じ、ぜひお声がけしました」のように、なぜスカウトしたのか相手視点で伝える
  • ポジション概要と魅力を簡潔に
    • 例:「当社で新規開発中の〇〇サービスのプロダクトマネージャー候補としてお迎えしたく考えています。〇〇様の▲▲のスキルを活かし、事業成長を一緒に牽引いただけるポジションです。」といった形で、候補者の強みとポジションのやりがいがリンクする内容を伝える
  • 返信のハードルを下げる
    • 例:「ご興味が少しでもございましたらカジュアル面談でざっくばらんにお話しできればと思います」「ご質問だけでも大歓迎です」といった「話を聞いてみようかな」と思ってもらうような気軽に返信できる一文を添える

面談率・選考率を上げるメッセージ対応

  • 即レス&柔軟な日程提案
    • 候補者から返信が来たら、できる限り早く返答します。理想は当日中、遅くとも翌営業日にはレスポンスしましょう。
  • カジュアル面談からスタート
    • 応募や正式な選考プロセスに乗せる前に、まずは**カジュアル面談(カジュアル面接)**を設定するのがおすすめです。

ビズリーチ利用上の注意点

  • ターゲットのズレによる工数浪費

検索条件の設定ミスや、社内で求める人物像のすり合わせが甘いままスカウトを開始してしまうと、見当違いの候補者に時間を割いてしまいます。最初にペルソナ像を明確化し、検索結果のサンプル確認を経てから本格送信することで、このズレを防ぎましょう。

  • テンプレート乱用による反応率低下

スカウト文面のテンプレートは効率化に役立ちますが、コピペ感のある画一的な内容だと候補者に見抜かれ、返信率が下がります。テンプレートを使いつつも必ず一言でも個人宛メッセージを加えましょう。

ビズリーチQ&A

ビズリーチ活用について企業からよく聞かれる質問とその回答をQ&A形式でまとめます。

Question Answer
効果が出るまでの期間はどれくらい? 初めてビズリーチを導入する場合でも1〜2週間目には最初の候補者と接点を持てるケースが多いです。スカウト送信を開始すると早ければ数日で返信が来ることもあります。ただし、実際に採用に至るまでの期間は平均で1〜3ヶ月程度と考えておきましょう。
採用目標に対して1ヶ月に何通くらいスカウトを送るべき? 目安として1名採用につき100通前後のスカウト送信を計画すると良いでしょう。例えば1ヶ月で1名採用したいなら、その月に80〜100通は送るイメージです。返信率10%の場合、100通で10名とコンタクトできる計算になります。
他の採用媒体と併用した方がいい? 併用をおすすめします。ビズリーチは即戦力・ハイクラス人材の獲得に強力ですが、採用したい人材像によっては他媒体の方が効率的な場合もあります。例えば20代の若手や第二新卒クラスの採用であれば、Wantedlyなどカジュアルなプラットフォームや、リクナビNEXT等の大量採用向け媒体が有効でしょう。

ビズリーチ運用&採用の難しさとZenX代行サービスの活用

ここまで述べたように、ビズリーチは即戦力採用に非常に有効なプラットフォームですが、その運用には手間とノウハウが求められます。社内のリソースや知見が不足している場合、せっかくのビズリーチを十分に使いこなせないという声も少なくありません。

初めて運用する企業が試行錯誤するうちに数ヶ月経ってしまい、
十分な成果が出ないまま契約期間が終わってしまった…というケースも耳にします。

こうした「人的リソース不足」「ノウハウ不足」の壁に直面したとき、選択肢の一つとして検討したいのが
ビズリーチのスカウト代行サービスです。

ZenXによるスカウト代行支援

ZenX(ゼンエックス)は、ビズリーチ運用を熟知したプロのチームが貴社に代わってスカウト業務を実行してくれるスカウト代行サービスです。業務範囲はターゲット選定からスカウト文面作成・送信、候補者との一次やりとりサポート、さらには週次報告まで多岐にわたり、ビズリーチをフル活用した採用成功を支援してくれます。

  • 低コストで大量送信
    1通あたり160〜200円という低価格でプロにスカウト送信を委託できます。
    自社で工数を割くより圧倒的に効率的で、短期間に大量の候補者へアプローチすることも可能です。
  • 業界別の専門知見
    ZenXには各業界の転職市場に精通したスタッフがおり、業界ごとの人材動向や候補者の志向を踏まえてターゲット選定・アプローチ方法をカスタマイズ可能です。
    「この職種ならこういう経歴の人が響きやすい」といった勘所を押さえた運用により、返信率・面談率の向上が期待できます。
  • スカウト文面の最適化
    蓄積されたノウハウをもとに、候補者に刺さるスカウトメール文面を作成・送信します。
    テンプレートに頼りきりではなく、一人ひとりに合わせたカスタマイズメッセージを送ることで、他社の画一的なスカウトとの差別化を図ります。これにより「返信したくなるメール」の割合が確実に高まります。
  • 週次レポートと改善提案
    ZenXからは定期的に運用状況のレポートが提供されます。何通送って何件返信があったか、どの求人の反応が良いかなどが一目で分かります。加えて、プロの視点からさらなる改善提案(例:「この条件の候補者からの返信率が低いので検索条件を見直しましょう」等)もフィードバックも可能です。

実際、ZenXのようなスカウト代行サービスを活用することで
「自社では数ヶ月かかった母集団形成がわずか数週間で実現した」「ビズリーチ経由の内定承諾率が飛躍的に向上した」
といった成功事例も出てきています。
ビズリーチのCSサポートに加え、外部のプロの力も借りることで、ダイレクトリクルーティングの効果を最大化できるでしょう。

ZenXの相談・資料請求のご案内

ビズリーチを使った即戦力採用を確実に成功させたいとお考えなら、ZenXへご相談いただくことも可能です。
業界別の支援実績や具体的なサービス内容、料金プランの詳細など、さらに踏み込んだ情報を提供可能です。
「優秀な人材にアプローチしたいが自社だけでは不安」「スカウト返信率をもっと上げたい」等のお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ZenXに問い合わせてみてください。
プロのサポートを得ることで、ビズリーチ活用による即戦力採用の成功率が格段に高まるはずです。

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